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白内障手術の先進医療・保険適用

白内障手術は保険適用されますが、多焦点眼内レンズを選択する場合は追加費用が発生します。2020年4月からは「選定療養」として、レンズの差額を自己負担する仕組みに変わりました。費用の目安と各種保険の適用について詳しく解説します。

保険・費用の確認

白内障手術の基本費用

単焦点眼内レンズを使用した白内障手術は、健康保険が適用されます。自己負担額は年齢や所得によって異なります。

費用の説明を受ける患者
片眼あたりの自己負担目安
1割負担(70歳以上)約15,000〜20,000円
2割負担(70〜74歳)約30,000〜40,000円
3割負担(70歳未満)約45,000〜60,000円

高額療養費制度

月の医療費が一定額を超えた場合、超過分が払い戻される制度です。事前に「限度額適用認定証」を取得すると、窓口での支払いを限度額までに抑えられます。

選定療養(多焦点眼内レンズ)

2020年4月から、多焦点眼内レンズを使用した白内障手術は「選定療養」として扱われるようになりました。手術自体は保険適用ですが、レンズの差額は自己負担となります。

選定療養とは
2020年4月〜
  • 手術費用は保険適用(1〜3割負担)
  • 多焦点レンズの差額は全額自己負担
  • 先進医療保険は適用外
レンズ差額の目安(片眼)
2焦点レンズ約20〜30万円
3焦点レンズ約30〜45万円
焦点深度拡張型約25〜40万円

注意点

選定療養では、民間の「先進医療保険」は適用されません。多焦点レンズを希望される場合は、費用面を事前に確認し、医療機関にご相談ください。

先進医療と白内障手術

以前は多焦点眼内レンズを使用した白内障手術は「先進医療」として認められていましたが、2020年4月から「選定療養」に移行しました。

ただし、一部の最新技術や特殊なケースでは、引き続き先進医療として扱われる場合があります。

先進医療技術
先進医療(〜2020年3月)
終了
  • ・多焦点眼内レンズ手術が先進医療の対象だった
  • ・技術料は全額自己負担(約50〜100万円)
  • ・民間の先進医療保険でカバー可能だった
選定療養(2020年4月〜)
現行制度
  • ・手術費用は保険適用
  • ・レンズ差額のみ自己負担(約20〜60万円)
  • ・先進医療保険は適用されない

民間の医療保険

多くの民間医療保険では、白内障手術は「手術給付金」の支払い対象となります。保険の種類や契約内容によって給付額は異なりますので、事前に確認しておきましょう。

手術給付金

白内障手術は多くの保険で給付対象です。日帰り手術でも給付される場合が多いですが、入院を伴う場合はさらに給付額が増えることがあります。

給付目安:5〜20万円/回

入院給付金

入院を伴う場合は、入院日数に応じた給付金が支払われます。ただし、現在は日帰り手術が主流のため、入院給付が発生しないケースが多いです。

給付目安:5,000〜10,000円/日

先進医療特約

2020年4月以降、多焦点レンズは選定療養となったため、先進医療特約は適用されません。ただし、過去の契約や他の先進医療には引き続き使えます。

※多焦点レンズには適用外

確認のポイント

  • ・契約している保険で白内障手術が給付対象かどうか
  • ・日帰り手術でも給付されるか
  • ・給付額と請求に必要な書類
  • ・複数の保険に加入している場合は、それぞれ確認